お知らせ

  • 2023-12-10

     

    日々温泉が湯船を覆い、流れ出ていく姿をあたりまえと感じている最中、あたりまえの姿が目の前から突如なくなった時の絶望感。。。。

    11月初旬から12月上旬、青根温泉の源泉ポンプが故障し、通常6源泉のブレンドが5源泉となり湧出量が減り供給量が減りました。

    そのため、共同浴場じゃっぽの湯へは温泉供給ができず閉鎖されました。
    温泉内の旅館も供給量を減らされるものの温度は熱く普段の調整では温泉温度を通常通り保つことが困難でした。

    通常湯口温度は49度弱ですが、故障期間中55度を超えてくるものですから湯船内でも50度前後と高温となりました。
    その分湯量を減らせば良いと考えますが、そうするとお客様がお越しになるまでに満水になりません。(3分の1程度)
    また、故障期間中には一日に温泉が3回止まりました。

    青根温泉の温泉は町が管理するものなので、我々には祈るばかりでした。

    この機会を踏まえ、町に対し設備の見直しを要求いたしました。

    開湯495年 幾多の困難を乗り越えてきたとは思いますが、時代の進歩も踏まえた温泉管理が必要になってきたのだと思います。

    また、これを機に、無限ではない資源なのだとも考えさせられ、大事にそしてより多くの人に利用していただきたいとつくづくと感じました。

    写真:貸切風呂 名号湯 湯口